こんにちは、ぽん太です。
借金問題でよく耳にする解決策の一つに、任意整理というのがあります。
ただ、実際に借金に悩んでいる人が、この任意整理を積極的に行うかというと、そうでもないようです。
家族や会社に知られたくない、財産を手放したくない、何となく踏み切れない、などの理由でずっと借金問題と付き合ってる人が多いので、そんな方に今回この記事で少しでも不安が解消されればと思います。
任意整理とは
任意整理は、取引開始時にさかのぼって利息制限法の上限金利(15~20%)に金利を引き下げて再計算し、その後の利息をカット。約3年から5年を目途に無理なく完済を目指す債務整理の一つです。
弁護士や司法書士などの代理人が債権者と和解に向け交渉を行います。
任意整理は他の債務整理とは異なり、唯一裁判所は関与しません。その為、費用も安くデメリットも少ないので債務整理の中で最も利用される方法です。
任意整理ができる条件
◎任意整理をすれば、毎月の返済額を減らせる可能性がありますが、最低限、返済を続けられる安定収入がなければ、貸金業者が交渉に応じてくれない可能性があります。
◎交渉して決まった期間内に完済が可能な方。
任意整理で減額できる借金
- 消費者金融の借り入れ
- クレジットカードの借入、ショッピング利残高
- ショッピングローン
- 銀行カードローン
- 住宅、自動車のローン
- 一括請求されてしまった借金
- 奨学金
など
任意整理で減額できない借金
- 家賃や水道光熱費
- 税金
- 国民健康保険料
- 介護保険料
- 損害賠償金
- 養育費
など
任意整理のメリットとデメリット
任意整理のメリット
- 元本減額の可能性がある
- 和解後の利息をカットすることができる
- 催促のストップ
- 自己破産や個人再生と比べて、手続きが簡単
- 整理したくない債権者は除外することが可能
- 家族や会社に知られにくい
- 財産を手放さなくて済む
- 家族のクレジットやローンに影響しない
- 賃貸契約や保険契約や携帯電話(スマホ)などの契約に影響しない
任意整理のデメリット
- 信用情報機関に情報登録され、借入が今後約5年間できなくなります。
- 他の債務整理と比べ減額効果は薄い
- 債権会社名義で商品を購入した借金を任意整理した場合、商品が取り上げられる可能性もある
任意整理の流れ
個人で貸金業者などと交渉するのはとても大変です。
出来ることなら弁護士や司法書士に間に入ってもらいましょう。
- 代理人から任意整理についての説明、メリットやデメリットについての説明。
- 債権者へ通知を行い催促を止めます。
- 債権情報や生活環境を整理して交渉内容を決定
引き直し計算もここで行います。 - 代理人による和解交渉。
- 和解契約締結、支払開始。
その後の注意点
和解契約締結後は今までとあまり変わりなく生活することが可能です。
和解契約締結後は新たな和解内容による支払がありますが、それでも支払いが難しくなるようなことがあれば直ぐに代理人に話するようにしてください。債権者に猶予をいただく交渉したり、別の方法による交渉を行えたりします。
まとめ
任意整理は他の債務整理に比べ非常にデメリットが少なく、簡単に行える手段です。
たとえ元本の減額がされなくても、利息のカットや返済期間の延期など今の生活に余裕が持てるようになります。
任意整理したい債権も選べ、家族や周囲にバレにくく、財産もそのまま。
一定期間新たな借り入れができない以外は生活もそのままです。
相談後に任意整理をする・しないも決めれるので一度相談されてはいかがでしょうか?
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